名古屋市の上下水道事業に働く自治体労働者で構成する労働組合のホームページです。

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ひろば (名水労新聞の「ひろば」に掲載)

名水労新聞:2012/02/10(第1449号)

1964年をテーマにした映画「ALWAYS3丁目の夕日'64」を観た。1964年は、東京オリンピックの開催年で、自分はまだ小学生3年だった▼テレビの普及もめざましく、あらゆる意味でテレビを通じて社会をみてきたように思いこんでいた。テレビ放送が始まったのは1953年、テレビは高価で庶民の手に届く商品ではなかったが、'50年代後半、日本経済が高度成長期に入ると、白黒テレビが冷蔵庫、洗濯機と並ぶ「三種の神器」とよばれ個人消費を押し上げる代表的な消費財となった。'60年代後半以降は、テレビのカラー化が進み、1975年には90%に達した▼日本経済は成長する、大量消費は善である、それ故未来は明るいと。一方で、原発行政は推進され、公害もその被害も拡大し続けていた。何十年か先には、地球規模の問題となることには一切触れずに。そして、拡大し続ける経済はいつか、その「ひずみ」が顕著になることにも一切触れずに……▼この映画テーマは、豊かさだけが幸せではない、人(家族)のために生きることも幸せのひとつである。今はその人生のささやかな幸せの最低限の条件さえ奪われかねない。原発問題、医療・年金問題などは今後も決しても見逃せないのではないか。(む)

名水労新聞:2012/01/25(第1446号)

スマートフォンが、ブームである。「名古屋市役所は職員のパソコン持ち込み禁止だったはずだが、スマートフォンはどうなんだ?」と言うのは野暮というものだろう▼使ってみれば便利なもので、ネットにつないで今日の天気や、電車の時刻から自治労連の組織人数まで、調べたい時に瞬時に調べられる。当然のように依存症の人が増えているようで、情報端末は常時持ち歩く性格ゆえにパソコンより深刻である。携帯電話が普及した頃、テレビで女子高生の「ケータイがなければ生きていけない」と言う声を紹介しながら、「私等ケータイ無くても生きてきましたけどね」とキャスターがコメントしていたが、成長時期の習慣は影響が大きい▼タブレット端末を使用して授業と言う学校もあるようだが、行きすぎな感じがするのは、そういう子ども時代を過ごさなかった者のひがみだろうか。道具は進歩して行く、後戻りしないことを前提に社会は進んで行く、仕事でも家庭生活でもそうだ。あまり心配しても仕方が無いが、そうは言っても、電子機器は不安定な要素があることは否定できない、いざという時に使えないリスクはつきまとう。局の防災訓練に「携帯電話で報告」があるが、冗談でなければ依存かもしれない。(つ)

名水労新聞:2011/12/10(第1444号)

一年が経つのは早いもので今年も残り1か月となってしまいました。一年を振り返ってみると、やはり東日本大震災の凄まじい光景が頭から離れません。野球界では、開幕を遅らせ、節電のため時間制限を設け、飛ばないボールの導入もあり各チームの戦い方も変わりました▼セリーグではスワローズのぶっちぎりのリーグ優勝かと思いきや、猛烈な追い上げでドラゴンズがリーグ優勝し、クライマックスも制し、日本シリーズでは圧倒的なソフトバンク優勢との下馬評を覆し(と言ってはドラゴンズファンに叱られますが…)最終戦までもつれました。日本一になって有終の美を飾れませんでしたがドラゴンズがここまで強くなったのは間違いなく落合監督の影響が大きいのではないかと…▼8年間で4回のリーグ制覇と日本一が1回、残りはすべてAクラス。選手がホームランを打っても座ったまま微動だにしない所や、完全試合間近の投手の交代など「オレ流」采配には賛否両論あるとは思うが結果を出した落合監督は名将なのでは…面白くないとの声もあるが、V9の川上監督、常勝西武の森監督は面白かったのだろうか…政治のリーダーもコロコロ変わるのではなく、日本を強くする名将になってほしいものです。(け)

名水労新聞:2011/11/25(第1443号)

満腹の入道雲がいつからか、ウロコ雲へ。北風と共に西高東低へと移り変わり、何故か切なさを感じてしまう今日この頃です。今年も早いもので十一月。油断していたら直ぐに年末…なんて事になってしまいそうですね▼年末と言えば…忘年会に羽目を外し過ぎ、ウチのソバカスに冷え切ったフローリングの上で正座をさせられ、懇々と叱られた日々を思い出すと…思わず目頭がアツくなります…▼さて、今年を振り返るにはチョット早いかもしれませんが、「2011年」皆さんにとって、どんな一年間だったでしょうか?今年は、やはり「東日本大震災」を除いては考えられない一年だったのではないでしょうか。被災地に行って感じたのは、家族の大きさ・大切さ。そして横の繋がりの素晴しさを心の底から痛感しました。老若男女問わずの横の繋がり。人は本当に支えあって出来てるんだなぁ、と改めて感じました▼家族の大切さなどは、日々の生活の中、要所で感じる事はあっても、隣近所など横の繋がりが、段々薄くなってきている現代。先ずは、隣近所からの横の繋がりの確立から始めてみなきゃいかんですね▼とりあえず、秋が終了をむかえ、下腹部の横の広がりなら、ウチのソバカスの十八番なんですが…(心麗)

名水労新聞:2011/11/10(第1442号)

名古屋の水はどこから来るでしょう?この問いに浄水場見学に来た小学生は「きそがわ〜」と答える▼そう。都市の水は遠くから流れてくる。名古屋は先人により省エネな導水を得たが、都市生活を支えるためダムをつくり、ポンプで山越え谷越え水を運ぶ例は多い▼原発事故という最悪の事態を機に、電気も遠くから相当ロスして送られることが国民に知られた。そう。原発は大都市のためにある▼いつでも必要なだけ水がある生活と水没した村。「過剰」な電力消費と汚染され住めない街。そこには受益者と犠牲者が生まれたのだが、「まち」に住むものは遠く離れた事として無関心に「豊かさ」を享受してきた▼沿岸部に都市と産業を発展させるためダムをつくり水の流れを分断し、エネルギーは無限にあるものと錯覚して「まち」をつくったが、そのつくり方は正しかったのか▼利権に群がる者は、次々と理由を上書きしてダムも原発も推進した。そうして「発展」した社会は実は豊かではなく、浪費社会と地域・富の格差を生んだ▼私は「今すぐ」原発廃止とは言わない。でも「今すぐ生活を見直すべきだ」と国の責任で国民に発信するべきなのに、原発「新安全神話」を作ろう(繕う)としている政府は反省のかけらもない。 (なつ)

名水労新聞:2011/10/25(第1441号)

昨年10月に1箱100円以上という過去最大の値上げが行われた「たばこ税」から1年、増税を機に禁煙に挑戦した喫煙者は約3割。しかし6割以上の人が失敗したという。失敗の理由で最も多かったのは「イライラに耐えられなかった」だそうです▼増税による税収が前年と比較すると5・5%増と財務省の予想を上回る一方で、たばこの本数は23・5%減と大幅に減っています。しかし、税収は増税で確保できた結果になっています▼東日本大震災の復興財源として、たばこ税を2012年10月から5年間、国・地方で1本当たり1円ずつ計2円の増税をする方針です。「復興増税」案によると所得税と法人税に付加税を課し、住民税を増税し今年度と比べて、サラリーマンや自営業者など個人への増税額は9兆円に上ります。法人税は、まず来年度から4・5%引き下げます。(事業税などを総合した実効率は5%下がる)法人税付加税は税率に換算すると2・5%程度です。ということは大企業向けの法人税は今年度と比べれば2%の減税になるのが実態です。復興の財源に使われるならまだしも、庶民への増税分は大企業への減税分にのみ込まれてしまいます。いったいどこまで国民をばかにしているのでしょうか。(ひ)

名水労新聞:2011/10/10(第1440号)

言霊(ことだま)と言う言葉があります。声に出した言葉が現実の事象に対して何らかの影響を与えると信じられ、良い言葉を発すると良い事が起こり、不吉な言葉を発すると凶事が起こるとされた。・・・とあります。それで大丈夫?事故になったらどうするの?そんな不吉なこと言うな!日常よくある会話のひとつだが、果たして福島第一原発で起こってしまった。原子炉を水(海水)で冷却する軽水炉では海の傍に建設する。当然、もしもの津波などに備え万全を期すが、今回の津波被害は想定をはるかに超えるものでした。ごめんなさい!では済まされず、危険レベルは7。多くの人(推定70万人)が被爆したチェルノブイリの事故を超えそうな勢い、いやそれを超える勢いで今も進行している。日本人が古くから持っている、言霊と言う言葉。何故、それを信じて建設時に対応出来なかったか?不思議でなりません。もう一つ怖いのが、「安全神話」と言うやつです。幾重にも対策を施してあるから、原発は安全ですよ。皆さん生活が豊かになりますよ。と宣伝する。それこそが怖いことだと思います。目の前の状況や周りに惑わされず、注意し、見ていくことが大事なのかと、書きながら感じています。(に)

名水労新聞:2011/09/25(第1439号)

過度なストレスは、体に不調をもたらすと言われています。ストレスを和らげ、心身をリラックスさせる心理療法に「自律訓練法」があります。私もやっています▼自律訓練法は、決まった言葉で自分に暗示をかける自己催眠法で、習得すれば数分で効果が得られるようになる。1932年にドイツで体系化され、世界各地で実践されている▼姿勢は、椅子やソファに座った常態か、寝ころんだ状態で、ベルトや時計など、体を締め付けているものは、はずす。静かで落ちついた環境でおこなう。風呂上りなどは良い▼手はひざの上の置き、軽く目をとじて、「気持ちが落ち着いている」と2〜3回くりかえす。以下の6つの言葉をこころの中で唱えながらイメージをする@足が重い。A手足が温かい。B心臓が規則正しく打っている。C楽に呼吸している。Dおなかが温かい。Eひたいが心地よくすずしい。大切なのは、「重たくなる」と能動的感じるのではなく、「重たい」と受動的に感じること。1回3分たったこれだけである。(む)

名水労新聞:2011/09/10(第1437号)

野田佳彦氏が総理大臣になった。庶民的なイメージを新聞テレビが振りまいているが、彼は松下政経塾出身者で、東京裁判、南京大虐殺を真っ向から否定する保守派で、消費税増税論者でもある。財務大臣就任時には、日本経団連会長の接待宴に招かれ、自公との大連立は「101回でもプロポースしたい」らしい。民主党がこの人物を首相に選んだということは自民党との違いはもう無いと言っているに等しい▼若い人を中心にネット右翼と言われる人が増えている。その気持を汲むように大阪の橋下知事が、戦前の過ちの反省に基づいて作られた教育制度を攻撃し、政治トップの言いなりの教育を実現する条例案を大阪府議会に提出する。教育が政治支配者の思い通りに動かされる、恐ろしいことだ▼そればかりか気にいらない公務員の首を切れる条例案も一緒に提出する。こうした策動が成功すればあとに続く自治体も出てくるだろう。我が名古屋市長など真っ先に飛びつくかもしれない。こうなると国民の意志とは関係なく、政治が大きく右にカーブを切って行きかねない。復興問題にかこつけた公務員賃金カット、消費税増税と企業減税、道州制の導入、超企業減税特区、漁業の株式会社参入など許してはならない。(つ)

名水労新聞:2011/08/25(第1436号)

子ども手当の制度が変わる。10月からは支給額が3才〜中学生までの第一子・二子で1万円、3才未満と第三子以降は1万5千円となる。そして来年3月廃止。4月以降は児童手当が復活し支給金額はそのままに「主たる生計者」の年収が960万円以上で支給停止となる所得制限も設けられる見通しだという。だが「控除から給付へ」の方針のもと子ども手当の導入と引き換えに廃止された年少扶養控除は復活することなくそのままだ▼現在5才、3才、1才の3人の子どもを抱える我が家では、現在の制度と比べて新制度ではひと月当たり4千円、年間4万8千円の減額である。まあ、今回の制度の変更は政府が自・公の財源の圧縮要求を受け入れたものであるので、3才児未満の子どもを複数抱える多くの家庭が減額になるのは当然の成り行きか▼しかしながら、これだけ子どもを産み育てるのが大変な時代である。子どもを育てる者としてはその時々の政府の都合や財政状況の変化で制度をコロコロ変えられてはたまらない。だが自・公・民とも私たちの目線からズレた所で制度の名前がどうとか下らぬ争いを続けている。どうか単なる政争の道具や選挙対策としてではなく、必要とする人たち目線での制度作りを望む。(ま)

名水労新聞:2011/08/10(第1435号)

早い猛暑でいきなり梅雨が開けたかと思えば、季節には早い台風が豪雨を招き、その後は冷夏を思わせる曇り空続き。東日本大震災と福島原発事故で縮んだ経済に追い討ちをかける今夏の気象である。さらに追い討ちをかけているのが、迷走台風ならぬ迷走内閣だ。思えば2年前、福祉国家の看板は広く国民の心を捉えた。高校教育無料化、子ども手当、沖縄の米基地撤去。しかし、結党以来一貫している財界依存、アメリカ従属の体質で実行できるのか甚だ疑問だったが、案の定の体たらくである▼そもそも、財界、アメリカ従属の政治では国民の願う政治はできるわけがない。普天間基地問題、法人税減税はまさにその象徴と言える。そして極めつけは、子供手当の放棄。特例公債法案の自民党との協議のために、投げ出す結果になった(特例公債法案には原発推進や法人税減税も盛り込まれていることも付け加えておく)▼まさに末期的である。民主党政権が倒れれば、このままではまた自民党政治に逆戻りだ。しかも「誰がやっても変わらない」という政治不信のおまけ付きになる。せめて私達は「大企業、アメリカ従属では誰がやっても変わらない」ということを広めていくしか無い。(つ)

名水労新聞:2011/07/25(第1434号)

気象庁は7月8日に近畿・東海地方が梅雨明けをしたと発表しました。平年より13日も早い梅雨明けとなりました▼今年の5月30日から7月3日までの熱中症の搬送者の数が8327人で昨年の同時期(2704人)の約3倍になっているそうです。総務省消防庁が発表している人口10万人あたりの搬送者ランキングでは1位・和歌山県で順に三重・愛知・奈良・京都と上位を近畿・東海地方が占めています。これは猛暑日が例年より多かったのと早い梅雨明けが関係していると思われます。搬送者の人数では、なんと愛知県が1位だそうです。わが社の熱中症対策は万全なのでしょうか?スポーツ飲料の基準も基準でがんじがらめにするのではなく柔軟な対応が必要です▼今年の夏は「浜岡原発の停止」という管内閣になってめずらしくというか初めてスピーディな決断をしたなぁという印象があります。当然どの事業所においても節電は必至になったわけですがそれは誰もが協力できるところだと思います▼今は民主党ではダメだとか自民党がどうとか被災者や国民を置き去りにした政治をしている場合ではありません。今こそ国民本位の政治に徹するべきときなのです。そうでなければ、数年後の日本が本当に想定外と言わなければならないような事態だけは避けたいものです。 (ひ)

名水労新聞:2011/07/10(第1433号)

じめじめとした日々が続く、七月の初めである。昨年の今頃は、鳥インフルエンザ等やO157やO111問題で騒いでいたような気がする。そして3月11日の震災である。地震、津波、放射能による原発の被害、日本は一体この先どうなるのかと、国民みんなが心配している。▼そんな中、復興に向けて委員会を選任し召集し動きだし、その長として、辞任した松本復興大臣の発言だ。思いはそれぞれあるのだろうが、我々はどう彼の発言をとらえればいいのか、胸中さまざまである。▼未曾有の災害から復興するのも、人智であり、将来へ、この先へ繋げようとする、ひとの切なる思いがあるはずである。今過去より、人こそが財産とは言い古されている言葉であるが、この社会の中で、この先の次の者たちへどう渡していくか、それこそが今我々に問われている言葉であろう。▼果たして国の責任として、この地に住む我々にとって、政を司る彼らは、国民を復興と言う名のもとに、以前のような細やかではあるが、もとの暮らしに導いてくれるのだろうか?今こそ国民がしっかり、この国を導こうとする者たちを見据え、その声を聴き、判断し、斟酌すべきではないかと思うのである。(N)

名水労新聞:2011/06/25(第1432号)

野党が「バラまき政治」の典型として政府を攻撃している「子ども手当」。ねじれ国会の取引に使われてしまっている。「子育て支援」が震災復興の財源問題とされ、政局の道具となっている▼民主党政権のキャッチフレーズ「控除から給付へ」のおかげで、子ども手当支給世帯の所得税扶養控除が廃止された。夫婦別経済制を採用している我が家では、国策による所得移転が起きた。子ども手当は妻の収入になり、私(夫)の所得税が高くなった。2年連続の賃金ダウンにもかかわらず、私が妻に渡している生活費の金額は減っていない。「公務員をとりまく厳しい情勢」を夫婦の会話で語っているが、取りつく島もなく、子どもの成長を理由に逆提案されかねない▼前妻に支払っている養育費も同様だ。たんかを切った手前、「経済情勢の変化」を理由にした減額も言い出せない。こちらは所得税の扶養控除どころか、当局からの扶養手当すらない。子育て支援策を国策にするならば、養育費を支払っている親への給付あるいは税控除を制度化すべきだ。親の義務だが、子どもの権利でもある▼親の職業、収入と子どもの有無、数は明確に相関関係があることは、政府の調査でも明らかだ。非正規労働が増えたことが非婚、晩婚を招き、出産数も減っていく。「子育て支援」を標榜する国も自治体も企業も財政再建、競争力の強化、持続的な経済成長と称して人件費抑制をやりまくっている。政府も企業も、親と社会が一緒に子育てすることを、肝に銘じるべきだろう。(W)

名水労新聞:2011/06/10(第1431号)

今年3月の東日本大震災以降すべてが自粛ムード一色である。震災発生により交通機関は大混乱そして物流も滞り、被災地の方々はどんなに苦労されたことやら。その上、安全であるといわれていた東京電力福島第一原子力発電所も被災したことにより、次々と爆発して被災者は居住地を追い出されています▼設計にあたっては歴史上の文献を頼りに想定しているとは言え、たかが千数百年程度であり、これまでに無かっただけで明日には起きるかもしれないのだ▼日本は地震大国であるので、地震を想定した耐震基準で建設していることを踏まえれば、今回の地震そのものによる死者の数は100分の一程度ではなかったのだろうか。昔の人は「地震・雷・火事・親父」と怖い順に言われていた。確かに4番目の「親父」の威厳は地に落ちているかもしれないが、一番目の地震については、今回のように津波や、阪神大震災のような火災による、伴うものの方がはるかに恐ろしいと思う▼そして今は震災に託けて、国家公務員の人件費を削減しようと人件費削減(案)を着々と進めつつあります。そんなことを簡単に許せば、地方自治体に与える影響はあまりにも大きく、中小の自治体では逼迫した財政運営に拍車がかかり、火の車になるどころか日本沈没までありうるではないか。また、自治体の運営そのものが行き詰まれば、第二の夕張市の誕生である▼子供の誕生なら両手を上げて喜ぶことであるが、破綻した自治体の誕生なんかは、地域経済に与える影響を鑑みて、決して誕生させてはならないことである▼子供たちのためにも、借金を増やすようなことや、未来を暗くするようなことだけは考え直してほしいと思う。(I)

名水労新聞:2011/05/25(第1429号)

みなさんもいろいろなお店に行くと思いますが、何か気付かれる事はないでしょうか▼特に飲食店に入るとお分かりだと思いますが、お昼時の繁忙時でさえ、お店の人が少なくなってきています。私が、時々行くお店も前までお昼時に5〜6人いた人が2〜3人になり、余裕が無く必死な顔をして働いています。笑顔もほとんど無く、これでいい仕事・いいお店と言えるのでしょうか。今や、労働者は品物のように扱われています▼未曽有の大災害に見舞われた今の日本、政府も企業も一日も早い復興に最大限の支援を、と言っていますが、その一方で大増税をしなければ財源が確保できないと宣伝し、増税を目論んでいます。企業は震災を口実に便乗リストラ・派遣切りをすすめています▼局からも多数の復旧支援に行っていますが、今まで現場業務においても直営を守ってきたからこそ成せることだと思います。直営の力・技術の伝承を継続していくためにも、人員削減ではなく、新規採用が絶対必要です▼被災地の復旧復興に一番必要なのは「人の力」です。持続可能な社会を構築するのも「人の力」です。将来にわたり「安全」「安心」な日本を作っていくために、何が大事なのか、何が必要なのか一度立ち止まって考えてみませんか。(K)

名水労新聞:2011/05/10(第1428号)

政府が浜岡原発の停止を判断した。とりあえず英断だと思う。福島の事故が起きるまでは、原発事故なんて起きたとしても未来の事と思っていた。万一、放射能漏れが起きても大きな被害にはならなとも考えていた▼実際、今回の放射能漏れはチュルノブイリに比べて、漠然とした放射能事故のイメージ(バタバタと人が死んでいくような)とは違い、1人の死者も出ていない。しかし、にもかかわらず経済にあたえた影響の大きさは凄まじい。浜岡原発が放射能漏れを起こせば日本の大動脈は停止し、その経済損失は福島の比ではない事は明白である▼浜岡原発は防波堤の整備と対震化が済めば再稼働させるつもりのようだが、せめて東海地震が来るまで停止させられないか?東日本大震災は「千年に一度の大災害」と時の運のせいにしている関係者もいるようだが、原発を百年運転すれば、10分の1の確率になる。ましてや東海地震が来る事が確実だとすれば、百数十年ごとに強弱たがえて来る、その地震は10分の1の確率で史実にもない大地震になる▼「隕石がぶつかる事まで想定できない」と言った関係者もいたが、そう言う次元とは違う。リアリティーを持った想定が必要になる。電力問題も含めた国民的議論が必要である。(つ)

名水労新聞:2011/04/25(第1427号)

桜前線の北上と共に新しい季節が始まりましたが、なぜか切なさを感じてしまいます。例年なら春の訪れと共に桜の木の下でココロ踊りだす季節なのに、やはり東日本大震災の自粛ムードの影響なのでしょうか▼あのリアルな映像を目にし、未だに困難な生活をおくっている被災者の方々を思うと…とても木の下でハシャグ事に気がひけちゃいますかね。しかし、この自粛ムードもメディアが伝えているように、いつまでも引きずり続けるのも考え物。どんな形であれ今、自分自身が出来る精一杯の事をやって東北の方々に元気を送る事も必要ですよね▼ただ節電については継続すると良いような…コンビニの電気がついてなかろうが、スーパーの電気が一列ついてなかろうが、何の不便も感じませんから…CO2削減にも繋がるような気もしますし▼我が家も現在節電中。無駄な電気は消すのはともかく、全灯から半灯へ、ちょっと前まで使用していた床暖も半分、冷蔵庫の中身も減らして半分に、その分外食が増えて僕のお小遣いが半分・・これはウチのソバカスの陰謀か…?▼遊びに出かけた時の自宅のチェーンロックをかけられる時間も短縮されたような…我が家の節電・自粛モードの継続期間。ソバカスに先ず謝ります。(心麗)

名水労新聞:2011/04/10(第1426号)

東日本大震災から1ヶ月が経過しようとしています。地域によっては、復興の見通しが見えてきたところや、まだまだ先の見えない避難生活を余儀なくされる地域。この震災・津波災害の大きさが伺えます▼この災害により派遣された上下水道局職員の数も100名を超えています。仙台市への給水活動は、3月31日で終息しましたが、石巻市で水道調査隊、復旧隊が、また岩手県盛岡市では下水道調査隊がそれぞれ、自らの知識と経験を生かし、日夜、東北地方の住民のために活躍しています。遠い名古屋から「がんばれ」のエールを送りたい▼この未曾有の自然災害、大津波で家、車、船までも一瞬で飲み込んでしまいました。人間の知恵は全く通用しなかった大災害でしたが、救援、救助、復興に向けた人の力は凄いものです。人と人が支え合い、助け合う避難所の生活で、若く元気な者が弱い病人を助け見守り、集団生活の中で自然と住民自治が生まれてくる。互助・自治の精神を持てる日本人はまだまだ捨てたものではない▼労働組合も同じで、職場や仕事の中で、仲間の信頼や互助の精神が培われ、それが団結となり組織となる。住民の生命を守る自治体=共同の仕事を、仲間の団結による労働組合=協同の組織が担う意味が今、その真価が問われています。(よ)

名水労新聞:2011/03/25(第1425号)

3月11日、東北・北関東を中心に未曾有の大災害が襲った。国内観測史上最大の地震と20m以上の大津波が発生し、死者数は阪神大震災をゆうに超えた。上下水道局では災害派遣、名水労でも被災者支援の活動を始めているが、まず被災者には心からお見舞い申し上げ、一日も早い救援・復旧を願いたい▼また、「福島第一原発」では、津波で周辺施設が破壊され、原子炉が制御不能に陥り、複数が水素爆発、放射能漏れを引き起こした。発電する施設が電気不足により、制御不能…なんともお粗末な話である▼事故後、政府・原子力安全保安院・当事者である東京電力は、しきりに「想定外」と言っている。しかし、地震大国であるこの日本で「想定外」ということ自体、机上の空論だ。あれほどテレビで「安心・安全・クリーン」と言っていたのは最終的に誰の責任になるのか。原発の「安全神話」は崩れた。将来的には廃止し、別のエネルギーを模索する方向に進むべきであろう▼名古屋市では、市長の金持ち減税や議会のご機嫌取りのために人員削減という大波が押し寄せようとしている。やみくもに人員削減すれば、名古屋が災害に見舞われた時に人手が足りず、「想定外」とならないことを祈るばかりだ。(K)

名水労新聞:2011/03/10(第1424号)

「まあいいか」で済ますのと、「じっくりみんなで考え解決する」は後々大きく違ってくる▼プラント管理をしていると様々な事例に遭遇するが、原因を追究し、解決するプロセスが業者へ電話→報告書になってしまったら、その場はともかく、再発防止や次のプラント設計に生きたものができない▼問題解決の経験を積み重ねることにより五感が働き、ときに人間の五感は最新計器を凌駕する力をもっていると私は信じたい。がゆえに、数値を拾うだけの点検には意味がないと主張する。しかし、五感は「説明」がつかないから困る▼さらに経験は共有することが大事なのだと考えてきた。浄水協が主張する「複数対応の原則」は一つの事柄に対し、複数が協力してとりくむ事でミスを防ぎ、情報を共有する理想を持っている▼これらを「説明がつかない」という人に理解してもらうために膨大な事例を積み上げても「情勢と効率」の名の下にかき消されるのが現状だ。このままでは組織全体が「まあいいか」となってしまうのではと心配するのは私だけ?▼新規採用もなく人員削減が効率化だという状況で、モチベーションを保つのが精一杯の私は不安でしかたがない。いつか「そんなこと、まあいいんじゃない」と言いそうで・・・(なつ)

名水労新聞:2011/02/10(第1422号)

不況をうけ、就職氷河期と新聞やテレビを賑わしている。私ごとで恐縮だが、大学4年の愚息の就職が決まった。お世辞にも頭はけして良くない代わりに、コツコツと努力してきたと親の目には映る。人間勝手なもので、うちの子だってなんとか就職できたんだから、就職できないなんて、結局努力が足りないんだと、ふと胸のどこかをよぎったことを正直に告白する。何人がどれだけ努力しようが就職できる人数は変わらないと分かっているのに▼河村たかしが市長に再選された。庶民減税が、いつの間にか一律10%減税に変わっても、民心は離れなかった。人の心は矛盾だらけだとつくづく思う。人は理屈よりもフィーリングが大切なのかもしれない。小泉劇場の時もそうだった、権力をぶち壊すというフレーズに断ち切れない魅力があるのだろう。たとえそれが真の権力者であっても、何度でも騙される。人は獣に怯えていた時代についた、強いリーダーシップを持つ者に付いて行く習性から抜けることは容易ではないのかもしれない。だからといって諦めては権力者の思うつぼである。憲法12条には「憲法が国民に保障する自由及び権利は、国民の不断の努力によって、これを保持しなければならない」とある。「劇場選挙」に乗っかった市民はいつ気付くのだろう。(つ)

名水労新聞:2011/01/25(第1420号)

昨年10月にタバコの大幅値上げがあり、これを機に禁煙をされた方も多くはないと思います。執行委員の中でも禁煙された方もみえますが、私は中々、禁煙できず、本数を減らす努力をしてはいるものの、値上げ前の本数と変わりません(泣)最近は、値段にも慣れてきて、いつもどおり買ってしまうのは私だけではないと思います▼さて、タバコの歴史という物は江戸時代に始まったとなっています。最初の頃は喫煙の楽しみといこいになっていたようで会話しながらの一服は、雰囲気をなごやかなものにし、来客にはもてなしのひとつとなるなど、社交の場でも活躍したのです。いつでも喫煙できるように行楽や旅にも携えられました。きせるやたばこ入れの喫煙具にも、庶民の「粋」の精神が発揮され、人よりも凝ったものや、良いものを持つことが自慢されていました▼今の日本は、人と違うことをやっていたら、目を付けられてしまうことになりますが、その事が、アピールになり、私たちはこんな事やあんな事をやっているからこそ、かなうことではないでしょうか?さあ、組合員と力を合わせて新規採用を取りに行きましょう!!・・by m

名水労新聞:2010/12/10(第1418号)

北風が元気に吹きだし、吐く息が段々と白さを増してきた今日この頃ですが皆様いかがお過ごしでしょうか?今年の冬は例年より寒くなるそうです…肌に刺さるほどの極寒の夜中、ソバカスに唇の色が変わるまで放置プレイされた痛々しい日々を思い出すと目頭が熱くなります…今年は平和な冬が過せますように…▼平和と言えば先日、北朝鮮より延坪島へミサイルが撃たれました。海では無く陸へ。名古屋市の年間予算並みと言われる北朝鮮に、どうしてこんな事が出来るのだろう。国民の事をどう考えているのでしょうか?とにかく恐怖に怯え、防空壕へ逃げ込む韓国の一般の方が本当にリアルに映りました。しかし、まだどこかで液晶画面の向こう側の出来事。使い慣れない「防空壕」という言葉も過去の言葉と感じてしまった僕は…完全に平和ボケなのでしょうか▼ロバートキャパなどの写真をよく観ている僕ですから、現在の平和な日本を実感していましたが…当たり前の事だと思って、平和ボケになってはいかんですよね…戦場カメラマンがよく出演する今だからこそ、他国では無く何に守られて今の平和が築かれているか。もう一度認識しなきゃいかんですね。チカラで手にした平和・涙を呑んで得た安らぎ・犯してきた罪を正当化する為だけに掲げる正義ならそんなモノは要らない!ってこの惑星のリーダーに手紙を書きたい気分です。(心麗)

名水労新聞:2010/11/25(第1417号)

10月1日から、タバコの大幅な値上げがありました一箱300円だったものが410円から銘柄によっては440円に「これをいい機会に禁煙をしよう」と決心した人は大勢いたと思います。最近では、自分ひとりの力では難しいということから禁煙外来へ行く人が増えていると聞きました。1週目は飲み薬を服用しながら喫煙します。すると、脳のニコチン受動体が薬でブロックされるため、タバコを吸ってもおいしくなくなるそうです。2週目から完全に禁煙にするそうです▼約1ヶ月が経ち禁煙を始めた人にアンケート調査をしたところ60%ぐらいの人が禁煙を継続しているという回答が出たそうです。この結果には少しびっくりしています。そんなに多くの人が1ヶ月以上も禁煙が続けられるなんて、やはりみなさん相当、経済的にきびしくなっているんだなと率直に感じました▼私たちにとっても昨年、今年と2年続けて惨憺たる内容の勧告でしたが、この人勧制度も2012年までになくす方向で政府が法案作成の準備を進めています。つまり第3者機関による勧告ではなくこれからは労使交渉で決め労働協約を結ぶことが基本になる「交渉によって賃金、労働条件を決める」ということになれば労働組合の組織力が今まで以上に重要になってくることは言うまでもありません。(ひ)

名水労新聞:2010/11/10(第1416号)

裁判員裁判に参加した。昨秋に最高裁から裁判員登録の通知が届き二ヶ月程前に名古屋地裁から連絡があり、見事に0.02%の確立で裁判員に選ばれ8日間の審理に参加した▼初対面の裁判官や他の裁判員、初めて見る法廷、日常の生活とはかけ離れた世界だ。人が人を裁くと言う行為が日々の我々の世界とは無縁なだけに、審理の始まり当初三日間は緊張して、中々寝付かれない日が続いた▼「裁判員制度とは国民の皆さんに、裁判に参加していただく制度です」とあるが、果たしてそれがどうなのかと言うと、体験した側から言わせてもらうと胸の奥が苦しくなるだけの、なんとも言えない8日間の裁判所通いでした。相応しい知識も修練期間も資格も無い一般の社会人では負担が多すぎて、前述のような想いをするだけでした▼確かに制度として1年半が経ち、多くの方が裁判員を経験されたと思うが、問題点の洗い出しや、検証・修正が成されていないことに不満と、疑問を覚えるのは私だけだろうか?制度として発足し、今後も進めたいのであれば、一刻も早く問題の洗い出しと改善をしていただきたいものである。それこそが、制度を決め、運用をする者の責任だと思う。でなければ、イヤな想いをする裁判員OBが増えるだけなのだから…(N)

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