名古屋市の上下水道事業に働く自治体労働者で構成する労働組合のホームページです。

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「民営化」論に対抗し市民本位の公営事業を追求しよう

2016年年頭の挨拶

中央執行委員長 近藤 夏樹

新年明けましておめでとうございます。

できるだけ前向きな文をと思いましたが、率直に書いてみました。

2016年頭挨拶

世界的に排他的雰囲気が漂っています。中東での対立は「テロ」対「自由」とも報道されていますが、私は根底には格差と貧困があり、巨大な富を操る資本家にとっての「自由」なのだと解釈しています。欧州各国では戦禍を逃れた難民に対して極右勢力が排外的思想を利用して政治勢力を拡大しています。これは、かつての大戦でも行われた排外的行為の前兆として不気味に感じます。

日本でも憲法解釈変更から安保関連法を強行採決、減らしてきた軍事予算をV字増額させています。潜水艦や原発の輸出を平然と進める政治に対し、今夏の国政選挙は憲法の明文変更を阻止するたたかいとなるでしょう。

グローバル企業は、戦前日本の財閥のように世界規模で富を集中して市場を動かし、政治に大きな影響力を持つようになりました。彼らの「自由」の終結点が戦争であるなら、たたかいをあきらめてはいけません。

上下水道の民間開放が狙われています。大阪市では再び「橋本・維新の会」市長となり、水道民営化議案が再上程される見込みです。

2011年改正PFI法により民間企業に運営権を売却する「実質民営化」が可能になりました。その露払いを大阪市が行うとすれば、水の「商品化」が加速します。

昨年の名水労組織集会では、私たちの仕事の拠り所である下水道法、水道法、公営企業法を学ぶ機会もつくりました。

私たちは、「民営化」論に対抗する業務を構築し、市民、議会への説明責任を果たす努力を行いつつ、根底にある水を商品とする動きを止めなくてはなりません。

今日の情勢をみると、人は差別・分断に弱いものだと感じます。名水労は「職場に労働組合を」を基本にして互いを理解し、職種の壁を超えて、市民のための公営上下水道事業を支える人材が育つ環境を整えていきましょう。

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