名古屋市の上下水道事業に働く自治体労働者で構成する労働組合のホームページです。

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“公営”で私たちの水を守りたい

“コンセッション”は不安だらけ

名水労組織集会

名水労組織集会を10月26日〜27日に岐阜長良川ホテルパークで開催しました。

講演には、水道事業でコンセッション(公設民営)方式が計画されている浜松市在住の「浜松市の水道民営化を考える市民ネットワーク」の池谷さんに現状を話していただきました。

浜松市は、今年度から下水道事業でコンセッション方式が導入され、水道事業でも水道法改正を前提に国内初となるコンセッション方式を導入しようと計画しています。

講演に聴き入る参加者

優れた浜松市の水道システム

講演する池谷さん

浜松市は、秋葉ダムから大原浄水場、そして市街地へと送られる水は、高低差を利用して少ない電気で配ることができる優れた水道システムです。

政令市でも供給単価が一番安く水道会計は毎年10憶円の黒字です。

しかし、市は下水道に続き水道も水道法が改正される前提でコンセッション方式を導入しようとしています。

導入されれば水道では全国初にもかかわらず、2022年から25年間という長い契約となっています。

市が掲げる理由はつくられたもの

 市はコンセッションにする理由を3つ挙げ

@〈人口減少で水道料金収入が減少〉根拠となるデータは2013年のもので、今年に出た予測と比べると約4万人もの差があり、5億円収入が増える予測になります。そのため私たちは、「浜松市の都市計画は今年のデータで立てているので、水道もそれにならってほしい」と訴えていますが聞き入れてもらえません。

A〈施設の老朽化〉更新費用が58億円必要だからということですが、昨年度決算で57億円の支出で10憶円の黒字、今年度の予算では59億円を計上しています。

B〈職員の減少〉市が削減計画で職員を減らしたにもかかわらず、その理由では納得できません。

怒りと不安で市民ネットワーク発足

浜松市の水道のコンセッション計画やその危うさを知ったのは、市議会議員が開いた学習会の時です。話を聞いたみんなは、水道のコンセッションで利潤をあげようということに怒っていましたし、水道職員の減少で技術・技能が失われることや、命の水に係る情報が不透明になることに不安を感じました。

そこで、今年の6月に「浜松市の水道民営化を考える市民ネットワーク」を発足しました。私は事務局長という肩書ですが、当初は「水を守るために先頭に立ってくれないか」と声をかける側でした。今は家にいてもこの問題を考えてしまいます。

市民に広がる署名運動

8月から「水道事業の民営化計画をとり止め、優れた浜松市水道を公営で発展させることを求める」署名に取り組んでいます。

そして、街頭で署名を集めていると「水道は民間に任せちゃ駄目でしょう」と言って署名してくれる人や、自発的に署名を集めてくれる人、署名協力店舗で署名数を競争する相乗効果も生まれています。

市は、私たちの運動の広がりで、「民営化ではなく“運営委託方式”だ」と新たな言葉を作り、民営化やコンセッションという言葉を隠そうとています。

コンセッションは運営権を売却し、民間企業が経営主体となる方式で、民営化のひとつの形です。それなのに市は完全な民営化ではないとか競争性は担保されるなど、ごまかしの宣伝まではじめています。

計画を止めるべく来年4月までに、運動を広げたいです。1月13日には全国集会を開くので、名古屋からもぜひ駆けつけてください。

積み上げた組合活動を繋ごう

名水労組織集会に参加した若手組合員に感想を聞きました。

1日目の講演では、「浜松市の上水道コンセッション計画」と公営企業評議会事務局長である近藤委員長による水道法「改正」と上下水道事業のつくられた「民営化」の対案としての協働方針について。

2日目の若手新入組合員講座では「労働組合とは何か、賃金や休暇などの制度について」学びました。

中川(北分会)

北分会:中川さん

職場環境を改善したいと一人で思っていても解決はしないけど組合で協力し解決することや、当たり前だと思っていた環境はこれまで先輩たちが作ってきたものだと分かり、組合の存在は大きいと思いました。

 仕事で少しストレスになっている部分があったのですが、参加した先輩からは「自分も同じような時期があった。30代になると仕事が楽しくなる」とアドバイスがもらえ、自分だけが辛いのではない、失敗して頑張って仕事をしていけばいいんだと前向きになれました。

近藤さん(港分会)

港分会:近藤さん

組合があるから安心して仕事ができる環境にあることが見えました。

まだ営業所しか経験していないので、いろんな職場の話しが聞けて視野が広がりました。

職場活動の手引きに賃金や休みのことが分かりやすく載っているので、職場に戻って読んでみようと思います。いろいろ勉強になりました。

古田さん(北分会)

北分会:古田さん

今の職場環境が当たり前だと思って働いていましたが、浜松市の話しを聞いて、人が減っていくと直営でなくなってしまう可能性があると分かり、今の環境がいかに大事かに気づきました。

現場作業を知らない自分が、名古屋で災害が起きた時に何をやっていいのか分からない状況に遭遇することを考えると大変なことだと強く感じました。現場作業は直営職員で対応していかなくてはいけないと思います。

上田さん(東配水分会)

東配水分会:上田さん

今日の話を聞き、前の職場で同僚がタブレットで浄水場の管理を行い、緊急時は年末年始、土日も関係なく仕事をしている姿を目の当たりにした事を思い出しました。

前の職場では、業務委託が進んでおり、「民営化していくと技術力が失われる」という話しにはドキッとしました。

規模の大きな名古屋から技術力がなくなれば、災害に対する能力が失われるかもと想像すると絶対にあってはならないことだと思いました。

参加者全員で

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