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「発想」を具体化できる技術・技能

仲間同士の連携で発揮

材料所分会と植田南分会の連携

今年度、南部管路センター(植田南分会)の仲間が発案した下水本管内の付着物除去用の改良ノズルが「鯱水」の創意工夫部門で最優秀賞、「なごやカップ」で推進賞の評価を受けました。

それは「発想を思いついた職員」と「発想を具現化した機材・ものづくりセンター(材料所分会)の職員」の連携で達成されたものでした。材料所分会と植田南分会のみなさんを取材しました。

職場の創意工夫を活かしたい

材料所分会:白石分会長・岡本書記長

材料所分会のみなさん

材料所分会のみなさん

機材・ものづくりセンターで依頼を受ける業務に変化が生じています。以前は水道部門の直営作業に係る工具の作成などがメインでしたが、管路部所属となったこともあり、管路部門や処理部門からの仕事依頼も増えてきています。

今回、植田出張所から「こんな感じのものを作れないか」との依頼があり、ラフなデッサンと用途の説明だけを頼りに作成に取り掛かりました。

既存のノズルをサンプルに、説明を受けた使用目途を思い浮かべながら、試行錯誤を繰り返し、効果的な角の長さ、強度(溶接の手法等)を決めていきました。管にダメージを与えず付着物に打撃を加えるための最適な角度と重さなど、精度を高める必要もありました。

私たちは、いつもそれを使って作業をする仲間を思い浮かべてものづくりをしています。そのためには、上下水の特性や作業工程などを理解しておく必要があります。

それこそが我々のアドバンテージと思っています。したがって、作り手としては、職員同士の意思疎通から生まれた創意工夫の具現が実際に現場で効果を発揮していることが何より嬉しいことです。

各職場には仕事をより効率的にすすめるアイディアがたくさんあると思うので、具現化するために提案してほしいと思います。

植田南分会:丹羽さん

植田南分会:丹羽さん

今回の取り組みは、職場会議の中で「これまでのように水圧で清掃するのではなく、ノズルにブレードを取り付け、ノズル自体で付着物に打撃を加えたら効果があるのではないか」という仲間のささいな発言からスタートしました。

ものづくりセンターのパフォーマンス(技術力)はこれまでの関係で十分理解していたので、現場で考えたアイディアを何とかものにしてくれると信頼していました。

ものづくりセンターが作成した改良ノズルは、実際の下水管の付着物除去に使用した際、十分効果があったことを調査用テレビカメラで確認することができました。

上:改良したノズル、下:既存ノズル

上:改良したノズル、下:既存ノズル

今回の受賞は、これまで仲間が培ってきた現場経験の基に生まれた発想の転換や仕事への想いがあったからこそですが、その想いを形(具現化)にしていただいたものづくりセンターの仲間の力なくしてはなかったことです。

の点では今回の受賞は、ものづくりセンターの仲間と一緒に受賞したものであると職場の仲間一同そう考えています。

現在も、管路部門では本管調査用アタッチメント等それぞれの職場で創意工夫が進められています。仲間の苦労を理解してくれるものづくりセンターへの提案協力し、その技術と知恵を結集することで創意工夫が達成されるのではないでしょうか。

技術・技能を受け継ぐ材が課題

機械場と呼ばれたものづくりセンターには、様々な機器や工作機械・工具があり、上下水道の現場作業に必要な特殊工具の開発や作成など、多くの創意工夫を育んできた存在意義がある職場です。

しかし、その技術を紡ぐ業務技師の採用がないことで閉塞感が出てきています。今後はこの技術・技能を受け継げる若い人材をどのように見出していくのかについて、真剣に議論を進める必要があります。

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