名古屋市の上下水道事業に働く自治体労働者で構成する労働組合のホームページです。

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森を守ることは流域市民の幸せにつながる

さらなる水源地交流に期待

中央線を「特急しなの」に乗って長野方面に向かうと、名水労が水源地として交流を育んできた長野県木祖村があります。古くは中山道(木曽路)の宿場町の一つとして栄えた「藪原宿」が町の中心ですが、基幹産業の林業の衰退や過疎化などの影響を受け、厳しい自治体運営を強いられています。

「森を守ることが流域に住む市民の幸せにつながる」ことに確信を持ち、流域自治体とのつながりを拡げ続けてきた木祖村の栗屋村長にお話を伺いました。

木祖村の概要と産業

木祖村は長野県西南部木曽郡に位置する人口3000人余りの山村部の自治体です。

栗屋村長と名水労水谷委員長

栗屋村長(右側)と水谷委員長

江戸時代には木曽ヒノキを保護するために幕府直轄領として厳しく管理されていましたが、明治維新後は、生糸や優良なヒノキ産地として栄えました。

現在では、農業や林業、スキー場、キャンプ場などの観光施設などが主要な産業となっています。

終戦後、国の施策で国有林の7割がカラマツで占められ、住宅材では海外の安価な木材にコスト面で太刀打ちできないことから、現在は「木の良さ」を知ってもらうため、流域自治体で学校机などに活用されています。

高齢化と過疎化地場産業で雇用創出がカギ

山村部の自治体はどこも高齢化と過疎化という深刻な問題を抱えています。若者がどんどん村を離れ、戻りたくとも就職先がないことがその理由です。

以前は村にも営林署や国鉄など安定した事業所がありましたが、行革により現在では数名の職員が残るのみです。これまで安定した働き口の確保をめざし、企業誘致を進めたこともありましたが、撤退などのリスクもあり、結局、地場産業で雇用を創出しなければ、長続きしないと考えるようになりました。

即効性のある妙案はありませんが、愚直に農作物・木工品でやっていくしかありません。

流域自治体との交流で新たな活動の輪

源流の森は流域に住む市民共有の財産です。その守り手である我々が高齢化や過疎化により苦しんでいたところ、名水労はじめ、いくつもの市民団体の皆さんが手を貸してくれました。

当時から上流域だけの努力ではとても維持できるものではなく、その実態を広く知ってもらうことが重要と考えていました。今では多くの流域の自治体や企業の方々と良い関係を築くことができています。

とりわけ、中部水道企業団からは「水道水源環境保全基金」を村に交付していただき、有効に森林整備に活用させてもらっています。近年では南知多町の漁師の方々も「森は海の恋人」との思いから、間伐を手伝って頂いています。

ますます、活動の輪が流域とつながり、木曽川で結ばれるようになってきています。

人と人のつながり大切に継続した交流を

やぶはら高原スキー場からの展望

やぶはら高原スキー場からの展望

水に携わる労働組合として水源地である木祖村に思いを馳せて頂いている名水労の皆さんには大変感謝しています。これからも交流し続けていきたいと考えていますが、やはり無理せず少しずつ交流することが、継続には必要だと思います。

経済交流のみでなく、人と人のつながりを大切にしていきたい。上下流交流の拠点として設置した名古屋出張所も、当初は費用対効果などで批判もありましたが、長く続けていることで村民にも理解が生まれてきました。

名水労のみなさんには、冬はスキー場、夏はこだまの森でのキャンプなど、木祖村の自然を活用して頂きたいと思います。

やぶはら高原スキー場へリンク 木祖村役場へリンク

水源地交流への名水労の歩み

間伐風景

組合員による間伐作業

現在、市民からも高い評価を得ている「名古屋の水」。私たち職員の努力もさることながら、その原水である木曽川の水質に依拠するところが多分にあります。

たち名水労も、1997年から全国に先駆け、水に携わる労働組合として、年二回(春・秋)水源の森を守る取り組みである「間伐体験ツアー」を実施してきました(現在は休止)。2005年には上下水道局と共同でカンパ活動を行い、寄付金で間伐に必要な機材を村へ寄贈しました。

その後、組織的な活動は担い手の世代交代などから休眠状態となっていますが、名水労の申し入れに応える形で上下水道局事業として、新任課長研修での「除伐作業体験」、新規2年目研修での「下草刈り体験」として現在も受け継がれています。

「木祖村スノーツアー」のご案内

▲名水労水源地交流事業▲

開催日:02月22日(土)〜23日(日)木祖村スノーツアー

場 所:やぶはら高原スキー場

ご案内と申込書はココをクリックして下さい。▼

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