名古屋市の上下水道事業に働く自治体労働者で構成する労働組合のホームページです。

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弁護士になった瞬間に借金地獄

法律家を育てるのは国の責任

近年、新社会人となる大卒者が、在学中の奨学金で借金を背負うことが社会問題化しています。司法修習生も同様に、給費制から貸与制へと変わり、弁護士や裁判官・検察官を目指す若い法律家たちが苦しんでいます。

「司法の健全化には給費制が必要」と訴える名古屋第一法律事務所新人弁護士の久野さんにお話を伺いました。

若手弁護士たちの過酷な現状

新人はどの世界も大変

夢と希望を持って司法試験をパスしたものの、司法制度改革により、若い弁護士は苦悩の連続です。上下水道局でも新規採用の組合員から奨学金の返済が大変との話が多く聞かれます。

賃金が少ない上に借金返済まで背負わされて働くことは公務員・会社員も弁護士も同じです。この社会の歪みを解決していくことも労働組合の責務です。

司法の世界も金次第?

司法修習制度が貸与制に変更され、この期間の収入は親族などに頼れなければ、すべて国からの借金となってしまいました。これでは大学在学時の奨学金と合わせると弁護士として仕事をする頃には約1000万もの借金を抱えることになってしまいます。

本来、司法修習生は国家公務員に準じる身分のため、兼業禁止・修習専念義務があり、自ら生活費を稼ぐこともできません。このため、経済的理由から法律家を目指す人が減少しています。法科大学院を卒業しても法律家を目指さず、別の道に進む人も多くいます。

法律家のひよこ応援クラブに入会を

名古屋第一法律事務所、久野弁護士

名古屋第一法律事務所、久野弁護士

社会のために働く法律家を国が育てるのは当たり前のはずです。私たちは自分たちの経済的理由で「給費制の廃止」に異を唱えているわけではありません。

律家の減少は、日本の根幹の三権のひとつである司法に経済的理由で人材が集まらなくなり、司法が衰退するのではとの危惧があるからです。

貸与制で弁護士となった1年目の私たちが立ち上がり、「法律家のひよこ応援クラブ」を立ち上げて給費制に戻すための運動を始めました。8月2日に名古屋を含む4地裁に提訴し、名古屋では45名が原告となっています。最終的には法改正、立法解決しか手段がありません。難しいことだとは十分理解したうえでがんばりたいと思います。

ひよこクラブは無料なので、名水労のみなさんにもぜひ会員となっていただき、私たちを応援いただけるようお願いします。

同世代の働く仲間のお役に立てれば

縁あって、事務所契約を結ぶ名水労のみなさんに私どもが抱える問題の訴えをさせていただく機会を得ることができました。

一方、同世代の組合員のみなさんも同様にさまざまな苦難を抱えて見えることと思います。現在、少しでも私たち弁護士が組合員のみなさんのお役に立つことができればと考え、名古屋第一法律事務所の労働者支援の一環として名水労新聞上での「プチ法律相談」を引き受けることとなりました。

ちょっとした疑問や法律相談とまではいかない質問などを紙上で相談にのっていくものとしていきたいと思います。

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