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汚泥処理の直営ノウハウをどう継続するか

柴田汚泥処理場の管理委託問題

今年4月から柴田汚泥処理場の運転管理業務がNAWS(名古屋上下水道総合サービス)へ委託され、諸条件について労使交渉中です。4月以降も汚泥処理場業務を担当する技師の加藤さん、工務長の本田さんにお話を伺いました。

どんなトラブル発生か想像つかない

加藤さん

左から本田さん、水野副分会長、加藤さん

左から本田さん、水野副分会長、加藤さん

来年度の柴田汚泥の人員は当局提案で主査1名、工務長1名、技師4名の予定です。その内技師1名は暫定配置です。交渉の中で定数にするよう労使交渉しましたが、暫定のまま4月を迎えます。

委託先のNAWSがどのような体制で交替制を組むのかはわかりません。職場も現在の事務所のままの予定ですが、どのようなトラブルが発生するか想像もつかないため、汚泥管理棟に「常駐する部屋が必要だ」と交渉し、直営部署が常駐できる部屋を確保しました。しかし、4月以降の夜間緊急呼び出しなど、技師の負担は確実に増えることとなります。

技師は専門職のように思われているかもしれませんが、現場では「なんでも屋さん」です。得意でなくても汚泥処理設備の運営はみんなでやってきました。現場で覚えたことを設計で活かせることが技術力だと思います。今回、工務長・技師のみが残ることとなりますが、本音はさみしい限りです。

汚泥のノウハウ失わないようにしたい

本田さん

「汚泥は技術が高い」、そう思って2年前に工務長として柴田汚泥に来ました。汚泥処理は水処理と違い、トラブルや機器の修理が多く、いわゆる3K以上の職場です。大変というイメージがあるため、手を上げて異動する人も少なく、不人気な職場だと思います。しかし、そこで働く技師・業務技師は技術・技能を身につけ、自分たちのものにしようとがんばってきました。今回の委託は反対でしたが、業務技師新規採用がない中、今でなくともいずれ起きたことです。結果的に技師が大変になるが、やっていくしかないと思います。

汚泥処理には様々な大型の機械が必要です。柴田汚泥では今まで様々なトラブルを経験し、改善してきました。スクリュープレス脱水機は導入されて5年経過しますが、最初は連続運転することもできず、技師・業務技師が協力し合って修理や改善を行い、現在の連続運転ができるようになりました。現在でもトラブルが多く、経験のない人が研修を受けたからすぐできる訳はありません。

柴田汚泥処理場の全景

柴田汚泥処理場の全景

今回の委託によって業務技師がいなくなってしまいますが、困難な修理や仕事でも「やろう」「手を出そう」という気持ちや雰囲気をなくさず、工務長・技師で汚泥のノウハウを失わないよう取り組んでいきたいと思います。

上下水道局として目指すべき体制は、浄水から汚泥処理まで、直営のノウハウをすべての職域で残していくこと。その中で汚泥処理のノウハウは絶対に必要です。汚泥処理という特殊性を忘れず、今後の仕事に活かしていきたいと思います。

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