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維持管理の大切さを改めて実感

JICA技術支援−メキシコ市へ派遣

上下水道局は、JAICを通じて「草の根技術協力事業」として平成23〜25年の3年間かけて支援を行っています。

前回はタイへ派遣されたお二人にお話を伺いましたが、今回は7月1日〜13日まで、メキシコ市へ派遣されていた、村瀬さん(福江分会)と森下さん(水質分会)にお話を伺いました。

森下さん:まだまだ下水処理は発展途上

森下さん

水質計器の説明をする森下さん

私は、施設や水質を中心に調査しました。ポンプ所は年単位での点検はやっていたようですが、日常の点検はされておらず、日報を付けるところから始めました。下水処理場には水質計器もほとんど付いていない、まだまだ発展途上の状態でした。

村瀬さん:教育も重要な課題

下水管は今まで調査がされていませんでしたが、この1年にモデル地区での調査を行っており、その調査内容を確認しました。

村瀬さん

下水管内テレビカメラ調査現場での村瀬さん

結果は、向こうの局長も驚くほど下水管が悪くなっており、緊急プロジェクトが立ち上がったほどでした。

悪くなっていた理由は下水管がコンクリート管だったり、勾配がなく下水が滞留していたり、地盤沈下の影響があったりと色々あるようです。

また、下水に何でも流してしまうようで、蓋のされてない水路から家財道具、自動車が捨てられてしまうらしいです。

日常生活から改善する必要があり、教育も重要なのだと感じました。

森下さん:再生水を生活に利用

メキシコ市は普及率90%と高いのですが、処理率にすると約10%しかありません。

これは基本的に、使う量だけ処理すればいいという考え方のようです。メキシコ市では、地盤沈下がひどいので地下から水を汲み上げなくてもすむよう、水を少しでも再利用しようと、市として散水や洗車などの限られた用途ですが、下水を再生水として利用する決まりを作っているようです。

今後に活かしたい

村瀬さん

説明を受ける2人

決まりを作って、下水を再利用しているのはスゴイなと思いました。

反面教師ではないですが、名古屋でも陥没などが問題になっており、現在調査を進めています。調査をせずにいると手がつけられない状態になってしまう事を目の当たりにし、改めて日頃の調査の大切さが分かりました。

森下さん

今回の派遣では、下水道事業をやっていく上で、地形の要因が深くかかわる事が分かって勉強になりました。

現地では、とても親切にしてもらい、色々な観光に連れて行ってもいました。また、お土産が空港の重量制限に引っ掛かり荷物を積めかえるという、ちょっとしたハプニングもありましたが、気持ちが嬉しかったです。

9月には研修に名古屋にメキシコ市の皆さんが来るので、今度は私が色々な所に連れて行ってあげたいです。

現地スタッフ全員で

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