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岩手自治労連:佐藤委員長 講演「震災と復興」

2012年名水労旗開き

1月5日夜、中小企業振興会館で2012年「名水労旗びらき」が行われ、岩手自治労連の佐藤委員長を招いて、「震災と復興」をテーマに講演していただきました。

最後まで住民を避難誘導

岩手自治労連委員長の佐藤さん

岩手県沿岸部の12自治体で、合計170名の仲間を失いました。

陸前高田では3月11日は、市民税申告の山場で、窓口は多くの市民で混み合っていました。そんな中、地震があり多くの職員が、最後まで避難誘導していて命を落としました。

窓口には若手職員が多く、昨年採用された職員12名中、6名が亡くなっています。

自治体リストラで震災対応遅れる

総務省が指導した「集中改革プラン」で、被災12自治体では、531人(16.7%)人員を削減されました。この削減が、復興にあたって大きな障害となっています。

また、市町村合併で一つの自治体が対応しなくてはいけない範囲が広くなり、本庁がある所は対応ができましたが、支所になった所は何日も職員が行けないなど問題になりました。

数年前、岩手県庁から財政が破たんするぞと、恫喝されながらも合併しないで頑張った自治体は、「合併しないで本当に良かった」と言っています。

弱者の立場に立って

政府が行う復旧の一番の目玉は、約1兆円かかると言われている、三陸循環道の建設です。一部開通しており、わずか約38キロメートルの距離で1300億円かかっています。

しかし、線路がズタズタに遮断された鉄道は、北の洋野町から南の陸前高田市まで1100億円で復旧できるのです。

高校生の通学やお年寄りの足と考えるとどちらが先か。弱者の立場に立って考えて欲しいですし、自治体労働者としても考えていくべきです。

津波とともに組合の事務所は無くなりましたが、現在は全ての所に組合事務所があり、超過勤務が蔓延している中で、「保健室」的な癒しの場所になっています。

また陸前高田では、自治労連の応援部隊が市公報作成の援助や町内会ごとの名簿作りまでやりました。

市民から「この大震災で市民の顔が分かっているのは、自治労連の皆さん」と言ってもらう程です。自治体労働者の組合として、役割を十分果たしたと自負しています。

自治体労働者として

この大震災で、自ら家族を失い、住むところも無くなり、不眠不休で頑張っている姿を見て、地域住民のみなさんから、逆に「あなた大丈夫?休みなさい」と励ましを受けました。

地域住民の方に喜ばれる仕事をするため、多くの職員が頑張っています。

まだ現地は瓦礫などが片付いておらず、人員削減と震災で200人弱の職員が亡くなる中、まだまだ復興に長い時間はかかります。

これからもみなさんの支援を必要とすると思います。今後とも引き続きご支援いただきたいです。いずれ名古屋の皆さんには私たちの運動でお返しをしたいと思っています。

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