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タイ洪水の復旧支援で国際派遣

JICA調査団へ:木村さん(鍋屋分会)

2011年7月下旬から始まった洪水で、タイでは広範囲で大きな被害が出ています。なかなか水が引かない被災地へ、11月20日から11月26日にかけてJICA(国際協力機構)の調査団の一員として、タイへ派遣された木村さんにお話を伺いました。

片道3時間かけて調査

鍋屋分会の木村さん

今回はJICAから、愛知県と名古屋市上下水道局に依頼が来ました。JICA調査団の構成メンバーも上下水道だけではなく用地造成、土木、治水などを専門とする8名で結成されていて、上下水道に限らず、広い分野に渡ってアドバイスをしてきました。

被災地域は、タイでも産業集積が進んだ地域であり、多くの工業団地が立地しています。今回はこの工業団地を調査してきました。

被災した工業団地には800社ほどの入居企業があり、その半数は日本企業といわれています。また、東日本大震災の際にはタイからも多大な援助をうけていることもあり、日本との繋がりを感じました。

初日は工業団地を管轄するタイの工業省産業振興局と打合せ、3日間で現地調査、最終日に報告をするという日程でした。バンコクを拠点に工業団地への道のりは片道2〜3時間。早い時は、朝6時すぎには出発する日もあり、3日間で4箇所の工業団地を回るのは大変でした。

被災地の復旧は数ヶ月後

堤防からの調査風景

工業団地までの幹線道路は、少し高い位置に作ってあるので、車で移動することができました。工業団地周辺や工業団地内にはまだ水が残っていたので、ボートでの移動や作られた桟橋を渡ることが必要ですが、水の中を歩く必要がなかったことは助かりました。

また、工業団地は一つ一つは町の様な形態で、周りは防波堤で囲われ、それぞれの工業団地が水道、下水道施設を持っており、発電所を備えている所もありました。

そして、復旧にどれくらいかかるかですが、長いところでは数ヶ月単位の所もあります。また、3ヶ所の工業団地にはまだ水が残っており、水をいかににして早く排水するかという事が一番の課題であり、日本から派遣された排水ポンプ車も活躍していました。

東海豪雨の経験を生かして

ポンプによる排水作業

最終日の報告会では、復旧に向けての計画や問題点について、東海豪雨などの経験を生かした話もしてきました。しかし、タイでは水が長期間にわたり滞水している状態なので、参考になった部分もあれば、ならなかった部分もあったのではと思っています。

1週間という短い期間でしたがタイと日本両国の復旧への取組みを見ることができ、1日も早い復旧を願うばかりです。

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