名古屋市の上下水道事業に働く自治体労働者で構成する労働組合のホームページです。

名水労の紹介
名水労ニュース
名水労の主張
水の政策・話題
ミニミニ短信
青年女性部
安全衛生
仲間の声
行事予定
リンク集

トップページ>水の政策・話題目次>国際協力活動(パート2)

▲(パート1) ▼(パート3)

ラオスへの技術支援に燃える

JICA国際交流機構の研修生の受け入れをきっかけに、自費でラオスの水道局に技術支援をしている青山さん(東山分会)に話を聞きました。(パート2)

ラオスが何処にあるのかすぐにイメージできる方は少ないと思います。東南アジアの内陸部に位置し、タイ・ベトナム・中国などに国境を接し、海を持たない国です。ベトナム戦争では激しい戦場と化し、国民同士が争う悲しい歴史を持っています。国民の多くは敬虔な仏教徒であり多民族国家です。

カオリオ浄水場メコン川取水タワー

国の南北をアジアの大河メコン川が流れ、豊富な水と亜熱帯気候のおかげで農業が盛んです。ベトナム戦争以降は社会主義国家となり、東西冷戦終結以降は農業以外に産業も無く、厳しい経済状況にあります。

現在は各国からの支援を受け、日本がその最大支援国です。国内の治安は良好で、おおらかな国民性と顔立ちが日本人そっくりとあって親しみを感じます。日本の昭和30年代のようなのどかな感じです。

メコン川に浮かぶ取水ポンプ設備

ラオスの水道は大きく三つ組織で運営され、国の水道機関であるWASA、首都ビエンチャン市の水道局NANPAPA、各県の水道局に分かれます。ラオスは水道の普及率が低く、現在、国民に安全な水の供給を目指して施設建設が進んでいます。


慢性的な水不足に施設建設途上

メコン川から取水するためのカオリオ浄水場の拡張工事

ビエンチャン市では、メコン川からの水を2ケ所の浄水場で処理し供給していますが、慢性的な水不足で、日本の支援により三つ目の浄水場が完成して大幅に解消されました。さらに、拡張工事が行われています。一方、地方水道では井戸設備や小規模簡易浄水施設の建設が進められています。

浄水場の水処理手法は一般的な凝集沈殿処理で、横流式沈殿と砂ろ過による急速ろ過が行われています。処理過程はすべて手動操作により行われ、自動制御なるものは一切ありません。沈殿地やろ過地の洗浄も人力で行い、最小限の知識で運転維持管理ができるよう、極めてシンプルに設備が作られています。配水ポンプも簡単な現場盤で運転停止操作しています。薬品注入は大まかな定量注入で、実際の水処理は残念ながら良好とは言えません。

チナイモ浄水場の急速ろ過池
チナイモ浄水場の送水ポンプ群

▲(パート1) ▼(パート3)

トップページ>水の政策・話題目次>国際協力活動(その2)